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AIが不安なあなたへ① 『理系脳で考える AI時代に生き残る人の条件』を読んで

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 2018年になってAIなどの発展が著しくなっています。
就職活動とかをするひとはできれば安定した企業に入りたいと思っている人がいると思います。本書の冒頭で2030年には、日本の労働人口の49%がAIやロボットに代わると述べています。これは野村総合研究所がまとめたデータを参考にしています。
49%ということはほぼ半分。今は安定している企業もいつかはAIに代替されます。

 本書では著者の成毛氏はAIに仕事を奪われるのは、理系脳か文系脳の違いだと述べています。AI時代を生き抜くためには理系脳が必要だと筆者は言います。
 本書のポイントは2つあります。

①理系脳とは何のか

②理系脳を磨くためにはどうしたらいいのか

この2点をおさえてけばいいと思います。AI時代について不安だなと思った人は、入門書としては読みやすいです。





 

①理系脳の定義

筆者曰く、理系脳の定義4つあると言います。


(1)新しいものに興味がある・変化が好き
筆者の言う新しいものとは、STEMの分野のことだと言います。

STEMとは、それぞれの頭文字をとって

S→Science(サイエンス)、T→Technology(テクノロジー)
E→Engineering(エンジニアリング)、M→Mathematics(数学)

すなわち科学技術に興味があることが大切だと言います。

本書では SNSスマホ、ドローン、セグウェイ(電動立ち乗り二輪車)、VR(仮想現実)などがSTEMの例として挙げられています。


(2)刹那主義あること

筆者は刹那主義を我を忘れて没頭することだと定義しています。
その対象は、ゲーム、スポーツ、読書など自分が好きなことならなんでもいいといっています。過去をねちねちと愚痴をいうよりも前を向いていきこうという筆者からの助言です。


(3)コミットの範囲が明確

筆者によると、理系脳の人は自分ができる分野は冷静に分析して取り組みますが、自分の力ではどうにもならないことは無関心と述べています。自分にとって打ち込めるものがあれば、その目標に向かって集中している人です。

(4)コミュニケーションが合理的

筆者は、理系脳の持ち主は何についてはなして、何について話さないかの軸がしっかりとしていると言います。夢中になっていることを語るときは、無駄なく話すと言います。たとえたくさん話したとしても話す内容に情報の過不足がないと言います。

 

以上が筆者の言う理系脳の定義です。

 

 また本書には理系脳か文系脳を診断するお手軽チェックなるものがあります。
この診断テストを受けると中には、自分ってこんなに知らないことがあるんだと絶望してしまう人もいるかもしれません。しかし、筆者曰くこお手軽チェックで文系脳だと診断されても落ち込む必要ななく、いまから理系脳になれば大丈夫と優しい言葉があります。





では次に理系脳を磨くためにはどうしたらいいのかお伝えします。

②理系脳を磨くためには

SNSを戦略的に使う

筆者はSNSをただ見るだけなく自分の文章力を鍛えるためにつかうことがお勧めといっています。文章をかくためにはテーマが必要でインプットにもつながり、文章表現にもこだわるようになるそうです。

 

科学の情報に触れる

 筆者は理系脳を磨くのに、STEMの楽しさを体感できる場所に行くことがお勧めと述べています。子供いる人は子供を理系脳にしたければ、子供を博物館に連れていけばいいそうです。そうするうちに自分も博物館で懐かしいものに出会うことができ、科学への好奇心が大きくなるといいます。

 

【感想】

 この本を読んで、自分が小さい時は科学館に連れて行ってもらったなと思い出しました。高校の時は化学部に所属していましたが、大学になると科学に関するトピックから遠ざかっていました。しかし大学4年生の秋にこの本を大学生協で見つけて読んでみると、科学に対して無知だったということに気づけました。そこから科学にかんする情報を大学の図書館などで少しづつインプットするように意識が変わりました。この本は今後の未来世界の生き方の指針となることだと思います。

 

【著者紹介】
この本の著者の文書はストレートで合理的な人だなと感じました。

ものすごく読者に科学にもっと関心を持ってほしいと訴えかけるストレートな声にしびれました。
 筆者は元日本マイクロソフト株式会社の代表取締役、書評サイト「HONZ」の代表。

 

最後に本書は、AIが気になる人はもちろんですが、理科など科学に遠ざかった人には刺激的で強くお勧めします。