九州新幹線 長崎ルート開通に向けて
今年の元旦に、何を思ったのか
ふと一人で佐賀県に行きたいなと思って武雄温泉に行きました。
その時に駅でふと目にしたものがありました。
それは長崎新幹線開通の広告です。
広告には2022年開通予定と書いていました。
あの一人旅から3か月長崎新幹線の件ってどうなったんやろと
思ったので、今日は仕事がなかったので
長崎新幹線に関する情報をあさっていました。
九州新幹線長崎ルート
現在は九州で開通している新幹線のルートは、
2022年開業予定です。
区間は新鳥栖駅(佐賀県、 博多と鹿児島中央駅の間)から長崎にかけてです。
長崎ルートはどうなるの?
長崎ルートの案が出たのは1973年ごろです。
そして35年後の 2008年に国土交通省から長崎ルートの建設着工を認可されました。
ここまで引き延ばされたのは3県(長崎、佐賀、福岡)の意見がなかなか合わない、コスト云々など様々な問題があったことが背景です。
2022年に開通予定とのことですが、
今どうなっているのか簡単に紹介していきます。
国土交通省は長崎ルートについて3ケース考えていきました。
3ケースを考える際に整備費用 工期などを比べました。
国交省はここでは長崎ルートで未着工である新鳥栖ー武雄温泉間を考えています。
3ケースとは
①FGTを導入して在来線と軌道を共用
②新幹線専用のフル規格を新しく建設する
FGT:車輪の間隔を変えることで在来線と新幹線それぞれ軌道を行き来できるようにした車両のこと。FGT(Free Gauge Train、フリーゲージトレイン)、軌間可変電車
国交省の検証結果
①FGTを導入して在来線と軌道を共用
●車両の製造、意地にかかる費用が通常の新幹線に比べて2~3倍かかる。
→在来線で特急を運行するのと比べると年間収支が20億円悪化
●FGTの最高時速が270㎞程度なので、時速300㎞で走行する山陽新幹線の区間に乗り入れできない
②新幹線専用のフル規格を新しく建設する
●通常の新幹線車両が使えるので、山陽新幹線とも直通運転ができる
●現状の特急列車より年間90億円程度の収支改善が見込まれる。
●ミニ新幹線は東北で運用実績がある
●在来線の軌道を改善しなければいけない
長崎新幹線の今後の行方が気になっているので
情報を徐々に追っていきたいなと思います。